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双眼鏡の価格は、レンズ等の部品の質によって大きく左右されます。
 
人間が使用するメガネのレンズど同様、単層コーティングより多層コーティングの方が乱反射が少なく、
透過率が向上しコントラストが鮮明になりよく見えます。
よいレンズ程高額になり、ほとんどがレンズの価格に比例すると言ってもいいでしょう。
 
【レンズについて】 
国際規格として7X50のように接眼レンズ7mmと対物レンズ50mmを使用していることを表示しています。
倍率とは全く関係ありません。
 
■接眼レンズは、人間の瞳に合わせてあり7mmの大きさが標準です。大きくてもあまり意味がありません。 
■対物レンズは、径が大きいほど集光力があり、解像力が優れています。50mmを超えてくると双眼鏡自体が大きくなり持ち運びが不便となります。
 
【倍率について】 
一般的な双眼鏡は、倍率は7倍前後に設定されています。
10倍を超えると手振れにより対象物が見えにくくなるために10倍が限界とされています。
また、倍率が高くなるほど像は暗くなり、視界も狭くなります。そのため、より透過率の高いレンズが必要になり高価になります。
 
【視野角について】 
国際規格として350ft/1000ydsと記載されます。
これは、約910m先(1000ヤード)が横幅105m(350ft)で見えることを指します。
 
【プリズム素材について】 
一般タイプのBK7と光学性能に優れたBAK-4があります。BAK-4のプリズムの方が隅々までかげりのない映像が売られます。
このプリズムの性能が双眼鏡の質に影響します。
 
【アイレリーフ】 
15mm以上あれば、長時間でも疲れにくく、メガネをかけたままでも充分な視界を得ることができます。
 
【防水について】 
防水タイプは、不活性窒素ガスを充填した防水設計の双眼鏡となります。基本的に密閉のため水に浮きます。
 
【スタビライザー機能について】 
双眼鏡は、遠くの対象物を見るため、揺れるボートから見ると上下左右にブレしまい見にくくなります。
それを解決するシステムがスタビライザー機能です。
この機能は、双眼鏡がブレても自動的にプリズムを調整し、安定した映像に補正することができます。
 
※中国製などのノーブランド高倍率の安価商品が販売されていますが、安いレンズを使用しているので、
長時間使用すると疲れるだけでなく、暗いため夜は見えにくく、対象物のコントラストがボケます。
メガネと同様に安いものはそれなりと理解して下さい。
 
 - 倍率:7倍
 
- 対物レンズ径:42mm
 
- 視界:387ft(117.96m)@1000yd(914m) 
 
- 重さ:737.1g 
 
- プリズムタイプ:BaK-4 Roof 
 
- 光伝送効率:>85% 
 
- フォーカス:センター 
 
- アイレリーフ:21mm
 
- 内蔵コンパス:無し 
 
- スタビライザー:無し 
 
- 防水:有
  
  
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